わ・た・く・し

妄想と虚構の狭間。

ときには憂鬱をふりまいて

大人になると、どうしたって対人関係には気を遣う。 こんな私でもそうなのだから、現実世界で常道を生きている常識人なら尚更のことと思う。 思う存分、憂鬱をふりまける関係がいいのだけれど、そんな茶番に四六時中付き合える男などいない。 ある程度、と割…

私の園

ここ数日、蝶を立て続けに見て、飛ぶものへと思いを馳せていた。よく見回せば、空を浮遊する生き物は日常の景色の中に意外と多く潜んでいる。散歩中に少女が犬に引きずられながら、無茶振りする犬を嗜めていた。その様子のあまりのいじらしさに、私も一緒に…

創造性という一本の線

日蝕、月蝕にはいつも思ってもみない方向に運命が動かされる。私はしばらく寝込んでいた。最近は人を遠ざけて沈み込んでいることが多かったが、それでもつながりを回復しようという人の動きがあって、気持ちが和らいだ。私は愛されているのだと思った。学生…

ありえないこと

私はほぼ毎日日記をつけているのだが、創作ノートや研究ノートなど、別々に分けているのが面倒になって、いつからか一冊のノートに全てを書くようになった。 夢のお告げ、チャネリング、思いついたアイディア、企画、やりたいこと、詩や小説や戯曲や散文、舞…

2022年7月前半の戯言

暑さと心の呻きと曲芸飛行とその他諸々で、感電しまくり。スライダー・電気特異体質の私は、CDプレイヤーとドライヤーをぶっ壊し。SONYも駄目ねぇ、と呆れるわけである。ネットも不具合、PC、スマホも...。身から出た嵐。見つけてほしくて、こんなことをした…

愛という名のもとに

無限に流れる時の中で終わらない問いかけをたったひとりで続ける人何が欲しいの?それは愛?不思議ね 笑っちゃう愛なんて絵に描いた餅よりもたちが悪いもの愛という名のもとに屈することのないように愛という名のもとに明け渡してしまわぬように億万の星が煌…

秘教の書

パティアは地下に潜って生きている。文を書き、酒を飲み、そして文を書き、また酒を飲んで生きている。いつから、と問われればいつからだろう。世間に合わせたような文章は到底書けないから、彼女は自分の書きたいものを書く。それで食べている気になってい…

2022年6月の戯言

私はずいぶん長い間、モグラのように暮らしている。ヒトの氣や邪氣にアテられるので、なるべくヒトには会わないようにしている。こんな仙人じみたモグラライフも、もうかれこれ40年は経つだろう。下界では、どうやら相変わらずウィルスどもが一番の話題にな…

opening

物憂いこの世の気晴らしに文など書きつけております愛しいあなたわたしはここよ黄泉の国まで どうぞどうぞ迎えにきておくんなまし迎えにきておくんなまし